マルムステンの家具

北ヨーロッパのノルウェーに留学してから2年が経とうとしていた頃には、北欧家具を作るのも慣れてきており、机や椅子、棚やダイニングテーブル、それから小物なども木材を使って作品を作り続けていたのですが、その中でも特に印象に残っているのが北欧家具の椅子作りでして、学校の課題として製作を始めたわけですが、それまでは一度も椅子を作った事がなかったので、新しい発見もあって楽しかった覚えがあります。

北欧家具と言うのは今となってはメジャーな物となっていますが、机やテーブルに比べて小さい家具になるので、比較して椅子を製作するのは難しくはないだろくと思っていたのですが、本当なイスを作る事はとっても難しく、作ろうとしていたデザインもマルムステンがデザインした椅子でしたので、より椅子づくりの難しさを味わいました。

マルムステンがデザインした図面が用意されているわけではないので、その椅子をあらゆる角度から見て、自分なりに図面を引く必要があり、どれだけ彼が作った椅子に近づける事が出来るのかと言う技術を磨く事も出来たので、最も難しそうな作品を選び、何度も何度も描いては消しての作業をし、自分との闘いの日々を送っていました。

買って頂けるお客さんの事を考えると、ここで挫けても仕方ありませんし、今の努力がきっと実る時が来るための試練だと思い、辛いながらにも充実感がそこにはありました。

安心して北欧家具を使ってもらう為にも、努力を怠ってはなし得る事は出来ないのです。

北欧家具は実用性とデザイン性を兼ね備えている素晴らしい製品です。北欧家具をオーダーで注文できる会社もあります。

北欧家具の椅子

日常的に毎日使うような北欧家具の椅子を製作するにあたって、何時間座っていても突かれない安楽椅子を作る事にしたのですが、以前まではクッション付きの安楽椅子を定期的に生産されていた時期もあったのだけど、今では幻と言われているモデルとも言われており、私はそんなに愛されている家具がなくなってしまうのは勿体ないと思いますし、これから北欧家具の市場から消えてしまうのは悲しいので、その技術を少しでも盗んで製作できるノウハウを磨きたいと言う思いもありました。

それ程に優雅なデザインをしていて、見ているだけで人を惹きつけるような曲線は、誰もが美しいと思うこと間違いありませんし、人の欲望を掻き立てられることでしょう。

作成に関しては直線的な部材であれば、少しのスペースからまっすぐに取り出すことも簡単ですが、この椅子の後ろ足は曲線になっている場合もあり、その時はまっすぐの木を曲げて作るのではなく、余裕のある大きな部材を選んで、フォルムになるように切り出すのですが、木目の美しさと強度を重視した材料取りは、極めて贅沢な方法です。

このポイントは北欧家具の特徴でもあり、量産家具との大きな違いでもあり、1つの部材を作り出すのに無駄になって捨てられてしまうほうが遥かに多く、量産家具と比べて販売価格が高くなってしまうというのは仕方ないところでして、美しい家具を作るために絶対に必要な工程にもなるので、高くても北欧家具を求める人が減らないのでしょう。

適切な材料選択が出来ている椅子というのは、量産型であっても美しさを保ちます。