学生の北欧家具
北欧家具の専門学校時代の頃ですが、年ごとの年度末である夏休み中に学校で作品展時間が開催されていたのですが、ノルウェー専門学校では当たり前のように行われており、誰かに評価してもらう事や、見てもらうと言う事をしているのですけど、これは非常に北欧家具を作っている学生には嬉しい事でもあり、モチベーションを高めてくれます。
また、面白いと思ったのが、展示会に出品された作品に対して先生がたが価格を付けると言う事でして、価格基準は製作難易度や使用してある材料、そして完成度などから判断しているようですが、当時の私が作った椅子には日本円で35万円もの値段が付きまして、正直なところ驚いたと言うほかなく、同時に出品した机も同じ値段が付きました。
日本の場合を考えると信じられない感じですが、日本で学生が製作された家具には必然的に安く買えると言うイメージがありますが、ノルウェーの一流の学校では、出来に見合っただけの価値を付けてくれるものでして、北欧でもトップレベルの学校である事も考慮されているとは思いますが、それだけの技術を学生に教えてくれているのです。
しかも、これだけの値がんが付いていても、実際に買い手が決まって購入してくれるのですから、それだけ私が通っていた北欧家具の学校の知名度が高いのだと感銘した。
この話は2年目の話ですから、1年目よりも作業の流れやコツも掴んできたころで、最初に製作した机などよりも、かなり早く作り上げる事が出来まして、評価にも満足です。
実際に売れたわけですが、学校の材料と道具を使用していることもあり、全ての売り上げが私に入ってくるわけでないのですが、それ以上に30万以上で買ってくれたことが嬉しく、素直に1人の職人として見てくれているのがわかり嬉しかったですね。
国によって寸法や大きさを調節する
年度末に行われる作品展示会の為に製作した椅子ですが、あまりにも出来が良かったので、自分専用に実はもう一つ作っていまして、今でも自宅で使用しています。
そして何年も使い続けていると新たな発見もする事もあり、座り心地の良さに対して不都合と思われるポイントも見つかってきまして、これは北欧の人には気付けない事かもしれませんが、純血の日本人である私は座面の奥行きが深すぎると言う事です。
簡潔に言いますと、単純に足が短いだけなのですが、これを解決するために背中にクッションを入れるか、座面の先端を削って日本人向けに調節しても良いかもしれません。
つまり、日本人向けに北欧家具を作るとしたら、その辺りにも気を付けて私なりに製作していく必要があり、国によって寸法や大きさを調節することも求められますよね。
製作から使用するまで、多くのことを学ぶことが出来まして、製作法だけではなくて図面から読み取れる適切な情報にも感心することもたくさんありました。
北欧家具の椅子作りを通して、どのようにして作業を行うかを理解でいまして、見た目のデザインだけではなく、機械の助けを借りて製作しやすくするように考慮されており驚いたのですが、実際の作業を通して非常に大きな経験であった事は間違いありません。